消費税還付の効果

日本の商品を海外で販売した場合は、国内消費税が免除される税法上の決まりがあります。

例えば、ある1000円の商品を仕入れた場合、仕入れ先には消費税込みで1100円を支払います。

これを国内で税込1200円で販売すると、仕入金額を差し引いて100円の利益が残ります。

同じものを海外で1200円で販売する場合、消費税が免除されて200円の利益となるのです。

為替レート円安の相乗効果

為替レートの円安効果によって、米国の物価は日本の物価に対して1.5~2倍となっています。

1000円の商品を仕入れて税込1200円で国内販売する先ほどの事例を考えてみます。

この商品を米国で売る場合は、円安による物価の差を考慮すると、1700円での販売が可能となります。つまり国内販売では100円の利益を得られる商品が、海外販売では国内販売よりも7倍となる700円の利益が得られるのです。